Aくんはなんか楽しそうに仕事してるな。
いつも周りに人がいて・・・。
上司にも好かれてそうだな。
でも僕は媚びたりするの苦手だしそもそも気に入られるって必要なのかな?
まぁ出世には良さそうだけど・・・。
会社員経験はトータル10年以上、役職経験ありの私が、こういった疑問に分かりやすく答えます。
- 上司には気に入られたいけどどうしたらいいかわからない
- そもそも上司に気に入られる必要があるのかわからない
- 出世はしたくないけど適度には気に入られたい
では、いってみましょう。
上司に媚びることなく気に入られる方法9つ
上司に媚びることなく気に入られる方法は、以下の9つです。
- 早めに出社して、上司の名前を呼び笑顔でハキハキと挨拶する
- 仕事で相談するときは、自分の考えを述べてから、上司のアドバイスを求める
- 気遣いをする
- 皆が避けがちな仕事を率先してやる
- 上司を敬い、正しい言葉遣いをする
- 新しい仕事に積極的に挑戦し覚えようとする
- 上司だけでなく周りのメンバーの話も素直に聞く
- 指導を受けたあとは礼を言い、今後の指導もお願いする
- 会社の改善点を常に考え相談しながら実践する
1つずつ順番に解説します。
①早めに出社して、上司の名前を呼び笑顔でハキハキと挨拶する
まず、早めの出社は印象操作として有効。「やる気」を勝手に感じてもらえます。意欲的な部下を嫌う理由はありません。そして、上司を「名前+さん」で呼ぶ。名前で呼ばれるとこれも勝手に「親近感」を感じてもらえます。
会社の規定で名前を呼ぶのがNGの方は、役職名でも大丈夫です。しかも、笑顔でハキハキと挨拶されたら、「朝から元気で親近感が湧く意欲的な部下」ということで、気に入らない要素ゼロです。
②仕事で相談するときは、自分の考えを述べてから、上司のアドバイスを求める
相談するときに「あのー、相談がありまして、〇〇の件ですが、どうしましょ?」といった感じで相談してませんか?この相談の仕方って上司にとっては「丸投げ感」が半端なくて「相談」とは感じにくいんです。
なので以下のような言い回しだと、理想的です。
- 例えば…
- 「〇〇さん、相談がありまして、少しお時間よろしいですか?△△の件ですが、私は〜すると良いかなと考えています。〇〇さんはどうお考えになりますか?アドバイスをお願いいたします」
ここでのポイントは、「相手の都合を確認し、自分でも考えて、年長者を立てていること」です。
- 相手が話を聞ける状態かの確認をしている(気遣い)
- 自分でも考えて意見している(丸投げしない)
- 上司の「意見」ではなく「アドバイス」を求めている
特に“上司の「意見」ではなく「アドバイス」を求めている”は重要です。
気をつけたいこと
意見とアドバイスは意味が違う。
意見=「言いたいこと」、アドバイス=「助言や忠告」を行う
言葉をしっかり選んで使うことは、のちに自分を助けます。
ここで、相談する前に行うと効果的な「気遣い」についても、大切なことなので次章で触れておきます。
③気遣いをする
上司も自分と同じ会社員です。自らの仕事もあるので、忙しいときや時間があるときなど、都合っていうものがあります。そこを理解してくれるのは、非常に有り難いわけです。
今お時間よろしいですか?
いいよ!どうした?
(相手に配慮できる人だな)
ちょっとしたことですが、相手を気遣う姿勢を見せることは、もう得しかありません。ちなみに気遣いは、意識するだけでできてしまうのが良いところです。
④皆が避けがちな仕事を率先してやる
「見て見ないふりをしよう」
これが一般的な考えです。なぜならめんどくさいから。なのでそれを利用します。「めんどくさいこと」を率先してやると、上司の評価は以下のように上がります。
- 上司の評価
- あいつ、率先してやってくれてるな。みんなからも感謝されてる。頼れるやつだな。今度、やりがいのある良さそうな仕事がきたら、あいつに任せてみるとしよう
みたいな感じです。
⑤上司を敬い、正しい言葉遣いをする
当たり前といえば当たり前なんですけど、結構「敬えない、敬語使えない」人、世の中に多いです。「敬う態度」って具体的にいうと、一番示しやすいのは「返事」です。
承知しました!今の作業が終わり次第、すぐに取り掛かります!明日には提出いたします!
了解しました。
どちらが良いかは一目瞭然ですね。ちなみに「了解しました」は上司に使う言葉としてはNGです。「承知しました」か「かしこまりました」が正解です。
⑥新しい仕事に積極的に挑戦し覚えようとする
知らない仕事を覚えるってめんどくさいですよね?それを自ら望むんです。
要するに次のステップに挑戦する。そうするとその姿は間違いなく意欲的にうつります。
- 上司の思考
- どんどん任せて成長すれば、役職の指名もできるな
と出世のきっかけにもなるかもしれません。
⑦上司だけでなく周りのメンバーの話も素直に聞く
協調性があるに越したことはありません。「素直に」ということがポイントで、素直な人は話しやすいし、頼りたくなります。頼れる人はまとめる力があります。上に立つ素質が十分にあると判断されやすくなるということです。
⑧指導を受けたあとは礼を言い、今後の指導もお願いする
上司にとっても、指導や注意は「しなくて良いならしたくない」ところ。しかし、必要ならば仕事なので注意・指導をしなくてはなりません。注意・指導を行なった後の態度は、コミュニケーションの上手い下手を大きく左右します。
ポイント
・「指導は自分の成長のため」と考え、必ず感謝を伝える
・「以後気をつけます。また不備があればご指導宜しくお願いします」と付け加えれば、ベストアンサー
⑨会社の改善点を常に考え相談しながら実践する
職場は完璧ではありません。取引先や顧客に対して、はたまた自分たちにとって働きやすい環境を整える意味でも、たくさんの改善すべき点があるはずです。
常に仕事のことを考えるべきとは言いませんが、「どうしたら良くなるか」を考えることは、会社の利益を生みます。そんないい人材を上司は放ってはおきません。
もし改善点を上司に進言するときは、注意したい点が2つあります。
注意ポイント
- 言い方→愚痴や文句にならないように、穏やかにかつロジカル(論理的)に伝える
- 伝えるタイミング→個別面談やミーティングなど、意見を聞いてもらいやすいタイミングを狙う
意見を言うことは、「会社の未来を良くするために」が本来の目的なので、「意見を言う」ことが目的にならないように注意しましょう。
ここからは、具体的に上司に気に入られることのメリットを、分かりやすく解説します。
上司に気に入られるメリット4つ
- 出世に近づける
- 仕事を助けてもらいやすい
- 雰囲気がよく居心地がいい
- 評価が上がり給与査定も良くなる
こんな感じで良いことずくめです。
ただし、人によっては、出世は必要ないということもあります。でも、「気に入られるに越したことはない」という方向けの攻略法も、以下で紹介します。↓
出世したくないけど適度に気に入られるための3つの意識
出世したくないけど適度に気に入られるための3つの意識は以下の通り。
- 雑談は楽しく
- 指導は素直に受ける
- 命じられた仕事は確実にこなす
以上をマイペースに行えばOKです。
本格的に気に入られるような、「自発的」なものは削ぎ落とし、「受動的」な行動でも、与えられた仕事を確実にこなしていけば、ほぼ問題ありません。
ただ、上司によっては、部下全員に積極的な行動を求める場合もあるので、その場合は上手く合わせることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。以下は今回のまとめです。
- 早めに出社して、上司の名前を呼び笑顔でハキハキと挨拶する
- 仕事で相談するときは、自分の考えを述べてから、上司のアドバイスを求める
- 気遣いをする
- 皆が避けがちな仕事を率先してやる
- 上司を敬い、正しい言葉遣いをする
- 新しい仕事に積極的に挑戦し覚えようとする
- 上司だけでなく周りのメンバーの話も素直に聞く
- 指導を受けたあとは礼を言い、今後の指導もお願いする
- 会社の改善点を常に考え相談しながら実践する
最後に1番大切なポイントです。
- 1番大切なポイント
- なぜ「上司に気に入られる」ことが必要なのか、を考えるようにしてください。
出世なのか、働きやすい環境なのか、人によって気に入られようとする理由は様々ですが、今よりもっとより良い環境を目指すためであることには変わりありません。
「上司に気に入られること」が目的になると、ただの「媚び売り」になりますのでご注意を。コミュニケーションを上手に取って、楽しい社会人生活を目指してください!
この記事が皆さんのお役に立つことを心より願っております。
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